しかし、それでも考えを変えなかったのは、いつも「元個人(げんこじん)」に立ち返って考えていたからです。
元個人とは私なりの言い方なんですが、個人の生き方の本質、本性という意味。社会的にどうかとか政治的な立場など一切関係ない。生まれや育ちの全部から得た自分の総合的な考え方を、自分にとって本当だとする以外にない。そう思ったとき反原発は間違いだと気がついた。
「世間で通用している考えがやっぱり正しいんじゃないか」という動揺を防ぐには、元個人に立ち返って考えてみることです。そして、そこに行きつくまでは、僕は力の限り、能力の限り、自分の考えはこうだということを書くし、述べるだろうと思うんです。
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空虚な精神はその根源を生理のうへに持つ。だが、それにもかかはらず、精神はその空虚の否定を精神によつて行はねばならないだらう。(原理の照明) - 『初期ノート』解説
「吉本隆明2時間インタビュー」より 「週刊新潮」2012年新年特大号
(via ginzuna)